西鉄、第一交通ともに減収減益、不動産事業が影響
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9日、西日本鉄道(株)および第一交通産業(株)が決算発表を行った。それぞれ、運輸事業が主力ながらマンション販売などの不動産事業が業績をけん引してきたが、2017年3月期では両社とも不動産事業が落ち込み、減収減益となった。
西日本鉄道は営業収益3,582億円(前期比約32億円減)、営業利益193億円(同約40億円減)となり、不動産業の営業利益17億円減が響いた格好だ。期末の完成在庫こそ前期から減少したものの、棚卸資産は増加した。
第一交通産業は2期連続で売上高1,000億円を超え、営業利益は当初発表していた業績見通しをわずかに下回る72億円(前期比約13億円減)を計上。16年3月期が過去最高のマンション完成引渡しとなっていただけに注目を集めた不動産分譲事業は、営業利益14億円減となった。期末の完成在庫数も増加しているほか棚卸資産も増加した。
両社がマンション販売で主力市場としている福岡および北九州地区は、マンション供給合戦が続いている。仕入れコストの高騰から、マンション用地を売却するデベロッパーも散見されるようになってきており、両社の新規プロジェクトの動向には注目が集まっている。
【永上 隼人】
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