2024年11月25日( 月 )

福岡生コン協同組合新理事長は中島辰也氏

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 福岡地区生コンクリート協同組合は、5月18日の理事会で、理事長に(株)中島辰三郎商店(本社:福岡県田川郡)代表取締役の中島辰也氏を選出した。

 同社は1946年10月に中島辰三郎氏がセメント販売店として創業。78年8月に株式会社に組織変更され、94年7月に現代表の中島辰也氏が3代目代表に就任。太平洋セメントの特約店として著名で、生コン・フィラー・ALC版・スレート・耐火被覆工事などの建材各種を取り扱う商社である。

 過去、同組合の理事長は組合内の製造会社の代表から選出・就任が通例であったが、今回の中島理事長の就任は、「強力なアウトサイダーとの交渉など、一対一で対峙できるのは、現況では中島さんだけという結論に至った。本来なら工場の代表から出すのが筋だが……」(同地区生コン製造会社幹部)と苦肉の策であった模様。

 あまり前面には出てこないが、太平洋セメント特約店における九州トップクラスの実力者といわれ、生コン・セメント業界に豊富な人脈を形成している中島理事長。営業、出荷量などジリ貧状態の同組合をどのように立て直すのか。周辺からは、中島理事長の手腕に期待が寄せられている。なお、副理事長と専務理事の選出は後日行われる。

【河原 清明】

 

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