大手不動産仲介の三鬼商事によると、6月時点の福岡ビジネス地区の平均空室率は3.36%となり19カ月連続で低下。天神ビッグバンなどによりビルの建替えを控えた天神エリアでオフィスビルの供給不足が続くだけでなく、博多エリアでも主に大通り沿いの大型ビルで需給が逼迫する状況が続いている。地場オフィス仲介・オフィスネットワーク(株)の野本常務は今後のオフィス市況について、「まだまだ供給不足が続くと思われます」と話す。
18年2月竣工予定のJS博多渡辺ビル(地上7階建、延床面積1,866坪)は、すでに満床となっているほか、18年1月竣工の紙与博多中央ビル(地上13階建、延床面積5,600坪)もまもなく満床が見込まれるようだ。
免震性能や省エネ性能などを備えたこれらハイスペックビルの竣工・供給により、空室率の改善だけでなく賃料底上げへの寄与が期待される。
【永上 隼人】
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