2024年11月20日( 水 )

金満だけで勝てるのか!!

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 サッカー・Jリーグのあるオーナーが嘆く。「前半戦は好調であったが、後半戦の落ち込みはひどいな」。「やはり選手層の薄さが原因ですか?」と質問すると「いや、資金力の差が順位を決する。今の順位は資金力の順で並んでいる。プロ野球でも然り。ソフトバンクの孫さんの資金力は半端ではない。金満の差ですべてのプロスポーツ界も序列が決まる」。

 確かにこのオーナーの指摘は一面、真実を突いている。プロ野球では、あと1勝でセ・パとも広島カープ・福岡ソフトバンクホークスが優勝する。確かにソフトバンクホークスの資金調達力は半端ではない。主力選手が怪我で欠場してもほとんど影響がない。実質4軍まで抱えていれば、誰かが欠けても次から次へと補充できる選手が現れる。資金力だけではない。やはり球団の育成システムがしっかりしているから強いのだ。

 ソフトバンクホークスほどではないが、東京の読売ジャイアンツも資金力は絶大だ。しかし勝てない、弱い。即戦力を金満力で掻き集めても弱いではないか。結論は球団関係者たちがすべてサラリーマン化しているためだ。高橋由伸監督は監督の器でないのに、よくまー抜擢したものだ。それと比べると、広島カープはもともと貧乏球団だ。それでもセ・リーグ2連覇まであと1勝。これは本当に痛快なことである。来期まで3連覇達成はできるとみる。金満だけで序列が決まるようでは、プロスポーツは面白くない。

 

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