【2017衆院選・福岡5区】小池演説が波紋 希望・楠田大蔵氏は離党も辞さず
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16日に福岡・天神で行われた小池百合子・希望の党代表の街頭演説。選挙カーには福岡2区から立候補した稲富修二氏が立ち、多くの観衆が取り巻いた。しかしその観衆のなかに、稲富氏と同じく希望の党から福岡5区に立候補した楠田大蔵氏の姿があった。あまりにも違和感のある光景だった。選挙カーの上からタスキをかけた楠田氏の姿を認めた小池氏は「楠田さんも来てます」と触れはしたものの、選挙カーに上がるように促すことはなく、そのまま演説を終えた。車上に立つ党代表と、地上から見上げる候補者という構図に、楠田氏の周りには一種異様な雰囲気が流れていた。
16日深夜、楠田氏は自身のフェイスブックページを更新。楠田氏は「私、くすだ大蔵は、所属政党である希望の党に対し苦言を述べさせて頂き、離党も辞さない覚悟も発言させて頂きました。」と述べ、所属する希望の党に対して厳しいスタンスに立つことを宣言した。その理由は「希望の党の「在り方」「排除」「再排除」に対する疑問」だという。小池代表の、包摂ではなく排除を志向する、日本の政治風土から隔絶した党運営が、自党の候補者からもそっぽを向かれだしたということだ。
楠田氏は、今回の行動は「一政治家としての使命感から出たもの」と言い切る。この行動は、楠田氏と小池代表、そして希望の党にとってどのような波紋を生むのだろうか。
【総選挙取材班】
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