2024年12月23日( 月 )

仕事の極意は傍(はた)を楽にすること80代現役の社会貢献(1)

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

川邊事務所 川邊 康晴 会長

 長年地元・福岡で、中小企業経営における指南役として活躍され、80歳を超えた現在も精力的に第一線で活躍する川邊事務所会長の川邊康晴氏。川邊会長は、(株)西日本相互銀行(現・(株)西日本シティ銀行)に入行して以来、専務取締役、関連会社の代表取締役を歴任。定年後、現事務所を設立し、企業間をメインとしたビジネスマッチングやその支援、ネットワークづくりのサポート・アドバイザーとしての事業を構築している。事務所設立後16年になるが、川邊氏を訪ねる経営者は、今も多い。

50歳からの人脈づくり

川邊事務所 川邊 康晴 会長

 川邊氏は、1958年4月に(株)西日本相互銀行(現・(株)西日本シティ銀行)に入行。中小企業や個人事業主をメインとした顧客への資金相談の仕事を通じて、経営全般の相談事も受けてきた。それらの仕事を通じて多種多様な人脈が構築されてきたが、人脈づくりを強く意識するようになったのは入行よりかなり後のことであったという。

 「50歳までの人脈は、ごく限られたものでした。支店の営業や支店長の職務に就きましたが、21年間は本部のスタッフでしたので、直接お客さまと接する機会はほとんどなく、ご縁がありませんでした。そのようななか、1984年に相互銀行(※)から普通銀行に転換する大きな節目がありました。それにより、これまでの相互銀行の活動─中小企業・個人事業主がメインであった営業活動から、地域の優良企業や伝統のある企業の営業開拓が掲げられ、その実務のリーダーとして私が指名されました」(川邊氏)。

 休むことなくさまざまな地元経済界のパーティーやゴルフコンペ、会合などに出席し、各経営者やキーマンとの人脈をつくった。川邊氏の当時の話を聞いたところ、「自ら行動し、心を込めたお付き合い、無精をしない、謙虚で誠実であること、お話をじっくり聴くこと」が、川邊氏の人脈づくりの大切な要素であったという。もちろん、その行動指針は、現在も保ち続けている。そして、何よりも『学ぶ』という真摯な姿勢が鮮明だ。「教えてくださいという言葉と姿勢は、人間関係をより良くし、円滑にしてくれるのです」(川邊氏)。

(つづく)
【河原 清明】

<OFFICE INFORMATION>
代 表:川邊 康晴
所在地:福岡市中央区大名2-4-19
TEL:092-732-0230
FAX:092-732-0231
URL:http://www.alliance-power.jp

 
(2)

関連キーワード

関連記事