2024年11月24日( 日 )

長崎市MICE事業は九電工代表の企業グループへ

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

MICE施設の完成イメージ

 JR長崎駅西側の約2万m2の敷地に、長崎市が建設する国際会議場などコンベンション機能を備えた交流拠点施設(MICE施設)の整備・運営事業について、(株)九電工 長崎支店を代表企業とする14社の企業グループが優先交渉権を得た。24日、長崎市が公表した。

 この事業は、「(仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業」とされ、PFI事業として実施される。MICE施設については、九電工グループが設計、建設を行った後、所有権を長崎市に移転。20年の事業期間(2021年11月~41年10月を予定)で、九電工グループが独立採算で施設の運営と維持管理を行う。また、MICE施設に併設されるホテルなどの収益施設については、長崎市との定期借地契約で、施設の設計・建設から運営まで九電工グループが独立採算で事業を行う。

 長崎市は、優先交渉権者の選定にあたり、学識経験者などから成る選定審査会を設置。今年3月31日から公募を実施していたが、応募したのは九電工グループのみであった。九電工グループの提案内容は、MICE事業でコンベンションホール2,720m2(平土間・3分割利用可)、イベント・展示ホール3,840m2(平土間・2分割利用可)、会議室を大中小25室・計2,260m2、駐車場300台というもの。提案価格は146億9,955万6,000円。ホテルは、ヒルトン含むインターナショナルブランドホテルのオペレーターと交渉中とのこと。

 九電工グループ14社の構成と役割については以下の通り。

 

【山下 康太】

 

関連キーワード

関連記事