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まさに寝耳に水。いつものように出社したら、会社が倒産していた。
けして経験したくはないが、現実に起こっている事象である。11月、九州地方のある印刷会社が倒産の憂き目に遭った。この会社も例に漏れず、社員はいつものように出社したのだが、突然聞かされた自社の倒産。その日は得意先の訪問を予定していたが、精算に向けての残務処理が始まった。
明日からどうすればいいのか。路頭に迷う社員も多いなか、着実に実力をつけてきた有力社員は、実は同業他社から引く手数多の状態。どの業界にも共通するが、人材不足の昨今。新入社員を育てる余裕のない中小企業が多いのが現実。引き抜きが横行している業界も多いと聞く。
前述の印刷会社社員は、デザインの知識、技術を生かした営業を得意とし、脂が乗り切った年齢で、同業者から複数の誘いの手が伸びているという。自ら門戸を叩かずとも、同業5社ほどからすぐに声がかかったようだ。一家の大黒柱でもあるその社員は、さてどの会社を選ぶのか。逆指名できる立場を築いたのはこれまでの努力に他ならないということを付記しておこう。
【東城 洋平】
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