糸島市長選、現職 月形祐二氏の当選確実
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28日投開票の糸島市長選で、現職で2期目を目指す月形祐二氏(59)の当選が確実となった。
月形氏は、1958年6月生まれ。糸島郡志摩町桜井(現糸島市志摩町桜井)出身。西南学院高等学校、西南学院大学法学部を卒業後、(株)モリタに入社。その後1986年から2002年11月まで衆議院議員太田誠一氏の秘書を務め、03年4月の福岡県議会議員選挙で初当選し、福岡県議会議員を3期12年務めた。14年2月に糸島市長に初当選し、糸島の農林水産物を核とした「ブランド糸島」の普及に尽力。最大の目標としていた糸島市の人口増加を成し遂げた(糸島市の人口は17年12月末現在10万730人)。
選挙戦において月形氏は、「糸島のため これまでも これからも」をスローガンに掲げ、糸島の持つ「豊かな自然」、「悠久の歴史」、そして九州大学・伊都キャンパス移転による「学研都市」としての魅力を活かした「ブランド糸島」のさらなる知名度向上に努め、移住による人口増を基にした成長戦略を主張。とくに九州大学・伊都キャンパスとの連携を加速させることで、留学生を迎え入れる「国際村構想」や研究機関・企業を呼び込み、雇用を生み出していく「サイエンスパーク構想」の早期実現にも注力していくとし、海外市場も見据えた糸島の発展を訴えた。
前回の市議選で最高得票を得てトップ当選した高橋徹郎氏(50)との接戦となった今回。月形氏は、自民党福岡県連や、JA糸島をはじめとする50を超える団体からの推薦・支援を受けて選挙戦を展開。これまでの選挙戦では見られなかったSNSを活用した情報発信も積極的に行い、若年層からの支持も集めていた。
高橋氏は元タレントという知名度の高さを生かし、善戦したものの及ばなかった。
【代 源太朗】
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