2019年秋開業予定、JR九州が新たな複合ビル
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九州旅客鉄道(株)(以下、JR九州)が博多区駅前2丁目で開発を進めている「博多駅前二丁目複合ビル(仮称)」の概要が2月28日に発表された。延伸工事が進められている地下鉄七隈線の新駅から近く、博多駅からも徒歩圏内である立地特性を生かし、「はかた駅前通り」の賑わい創出に寄与するとともに、ランドマークとなる施設を目指す。開業は、2019年秋予定。
同ビルは、地上14階・地下1階で延床面積は1万5,299m2で、ホテル(4~14階)を核に、低層部には賑わい施設を配置した複合ビルとなる予定。デザインコンセプトは『「博多」から「HAKATA」へ~「上質なおもてなし」のしつらえ~』としており、博多織をモチーフとした外観や、モダンななかにも「和」の要素を取り入れたデザインとなっている。
核となるホテルは、福岡市の「ハイクオリティホテル建設促進制度」を活用し、30m2超の部屋を全238室のうち129室設けるほか、充実した付帯施設を整備。市の掲げる「国際交流都市」の一翼を担う施設として、国内外の観光客からの幅広いニーズへの対応を目指す。また、低層部のうち、1・2階は商業施設として飲食店や地元店を中心にした誘致を進めるほか、3階には地域コミュニティ施設を設け、地域住民や観光客などの交流の場として活用する予定となっている。同地はもともと、LINE(株)が国内第2の拠点として建設を予定していた福岡社屋の建設予定地だったが、その後、建設関連費用の高騰を理由に計画が延期され、16年6月にJR九州に売却。動向が注目されていた。
【坂田 憲治】
<施設など概要>
所在地:福岡市博多区博多駅前2-172ほか
敷地面積:1.589m2
建物構造:鉄骨造 地上14階、地下1階
延床面積:1万5,299m2
設計施工:東急建設(株)<ホテル概要>
客室数:238室
延床面積:約1万1,000m2
運営会社:JR九州ホテルズ(株)
付帯施設:レストラン、大浴場、フィットネスジム<商業施設概要>
区画数:6区画(1階:2区画、2階:4区画)
店舗面積:約700m2(1階:約330m2、2階:約370m2)関連キーワード
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