未来へ残そう脊振の大自然 『脊振サミット2018』を開催して
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脊振山系は福岡県と佐賀県の県境に位置し、脊振山(1,055m)を主峰として東は基山(きざん・404m)から西は糸島市の十坊山(とんぼ山・535m)まで約70 kmの山々が連なる。
ブナ林や多くの広葉樹が両県の大切な水資源となっている。また西日本最大の群落地オオキツノネカミソリ(ヒガンバナ科 7月末開花)、春のツクシシャクナゲ、コバノミツバツツジなどが山を彩り、登山者を癒してくれます。
こんな自然豊かな脊振山系のもとで、環境活動、登山道整備、道標設置、森林火災防止、登山者の救助活動などをしている団体があります。その活動の輪を少しでも広げようと、脊振サミット2018開催を企画しました。
開催日:2018年2月18日(日)
会 場:福岡市早良区西新 西南学院大学・西南コミュニティセンター・ホール今年は寒波が多く発生し、天候を心配していましたが、当日は快晴に恵まれて絶好のイベント開催日和となりました。
予定通り、サミットで活動発表をする参加12団体の方々も定刻には集合。開会のあいさつの後、坂本早区長の祝辞に始まり、脊振サミット用に編集したプロモーションビデオを上映。
最初の福岡市早良区飯場の飯場神楽保存会による神楽は子どもたちが演じ、会場の雰囲気を和らげてくれました。
冒頭、プロモーションビデオの音が出ない、神楽の子どものピンマイクから音が出ないなど多少のトラブルはあったものの、女性司会者の見事な進行で、イベントはスムーズに流れ、来場者を飽きさせないサミットとなり、盛況のうちに終了することができました。
各団体10分程度の発表でしたが、私自身も発表者の横で進行の手伝いをしながら各団体の活動の内容を詳細に知ること出来、開催の意義を再認識しました。
なかでも福岡市消防署は普段知ることができない救助訓練の様子などを紹介し、会場を魅了しました。
最後に岡山県真庭市の吉永副市長が糸島市のイベントの流れで来場されたのであいさつして頂いた。『こんなサミットは初めてです、サミットやフォーラムは基調講演がありパネルディスカッションで催されるのが一般的ですが、全員参加型は初めてです』と称賛の辞を頂いた。
新聞2社の掲載記事もあり、来場者も多く熱気に包まれていました。J-COMも取材に来られて、後日デイリーニュースで放送がありました。
開催の準備に6カ月を要しましたが、脊振サミットを開催し、それぞれの活動をアピールできました。私自身も脊振の自然を愛する会として最後に発表しました。今後もこの活動を続け、交流の輪を広げて行きたいと思っています。
発表して頂いた12団体の皆さま、発表にも参加し運営を手伝ってくれた後輩の西南学院大学ワンダーフォーゲル部の諸君に感謝申し上げます。また遠く佐賀県から来て頂いた佐賀県環境部有明海再生・自然環境課の古賀課長、ご尽力いただいた佐賀市環境部・百崎部長に改めてお礼を申し上げます。
共催の早良区役所企画課、市報に掲載して頂いた糸島市役所、スタッフの皆さま、ありがとうございました。編集後記
脊振サミット開催にあたっては第1回目で試行錯誤が多々あり、企画者として「あーやらなきゃよかった」と後悔することが多々あって、ため息が出ることも。
「楽しくやるが私のモットーで、楽しくやる、楽しくやると暗示をかけ続けたのでした。2018年2月26日記
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