ミドリムシで脂肪蓄積の抑制を確認
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(株)ユーグレナ(本社:東京都港区、出雲充社長)は27日、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)粉末の熱水抽出物を用いた研究で、脂肪滴(細胞内に観察される脂質が球状に蓄積した液滴)の蓄積を抑制する効果を確認したと発表した。
試験内容は、脂肪細胞への分化を誘導する試薬を添加したヒト脂肪組織由来幹細胞に、ユーグレナ熱水抽出物を濃度別に添加した区と、添加しない区(コントロール)を設定。脂肪細胞への分化による脂肪滴蓄積の状態をオイルレッドO染色(脂肪前駆細胞から脂肪細胞への分化を確認する方法)で比較した。また、脂肪細胞の分化に関連する遺伝子の発現量をリアルタイムPCR法(法遺伝子の発現量をリアルタイムでモニタリングし、解析することができる技術)で測定した。
結果、脂肪細胞への分化を試薬で誘導した、ヒト脂肪組織由来幹細胞にユーグレナ熱水抽出物を添加した区では、コントロールと比較して、ユーグレナ熱水抽出物の濃度が高くなるほど、脂肪滴の蓄積が有意に抑制したことを確認。また、ユーグレナ熱水抽出物を添加した区では、脂肪細胞分化に関連する遺伝子の発現も抑制されていた。
研究成果は今年2月に学術誌「PLoS ONE」のオンライン版に掲載されている。
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