2024年12月29日( 日 )

自治体の要望受け 西鉄、廃止予定のバス路線見直し検討

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 西日本鉄道(株)(福岡市)(以下、西鉄)は18日、9月末で廃止を発表していた路線バス「筑豊(急行)福岡線」の一部区間について、路線維持の可能性を示した。同日、田川市など筑豊地方の自治体が廃止の見直しを求め要望書を提出。自治体らは「田川地区と福岡空港、博多駅とを直結する便のため、通勤通学や観光に影響が出る」と存続を訴えたもの。今後、西鉄は路線存続の可能性を含め、自治体と協議する。

 廃止が予定されていたのは、西鉄バス筑豊(株)(飯塚市)が運営する「西鉄後藤寺営業所」(田川市)から「近畿大学前」(飯塚市)までの路線。西鉄によると、現在、一日12往復が運行されているが、この区間での乗降客は20人程度と少なく収益性が低いという。

 西鉄は今回要望のあった筑豊地方と福岡天神を結ぶ「筑豊(特急)福岡線」を維持するほか、特急便の停留所を増やすなど対応を協議したいとしている。

【東城 洋平】

 

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