2024年11月24日( 日 )

応募者辞退相次ぎ、福岡県職員のドローン研修業務コンペ中止

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 福岡県が募集し、きょう(23日)予定されていた県職員のドローン操作研修業務の企画コンペが中止になったことがわかった。担当の福岡県環境部監視指導課によると、「先週末までに応募者の辞退が相次いだため」という。

 募集されていた業務は、県環境部の目玉事業の1つ。産業廃棄物処理施設の立入検査にドローンを導入することを目的として、県職員にドローンの操作研修を実施し、初年度は15名、次年度から10名ずつ、ドローンの操作を覚えてもらうという内容だった。

 しかし、ドローン関連業者によると、「県の仕様書で指定されているドローンの機体やソフトウェアなどの費用で3,000万円ほどかかるのに対し、単年契約のうえ、支払われる金額は1年あたり853万円が上限。単純計算でトントンになるまで最低4年。途中で契約が切れたら元が取れない」という。応募を検討する業者などからの問い合わせもあったが、県は、「最長で5年間の契約になるが、契約更新は予算の関係で約束ができない」としていた。

 担当課は「募集条件の見直しを行う」としているが、今後のスケジュールについては未定。

【山下 康太】

 

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