【『北方ジャーナル』記者の被災地ルポ(2)】札幌刑務所とコンビニ難民
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東区の札幌刑務所を訪ねてみた。いま1,200人ほどの受刑者がいて、6日は刑務作業と面会が中止(おそらく当面中止)。食料は6日の分は普通に出せるけれども、7日以降は備蓄(非常食)に頼らざるを得ない。おそらく1週間分くらいはあるだろうとのこと。
話を聞いた職員(名前は出せないけれども)が、福島刑務所に3.11の時にいたそうで、その時の余震を経験しているので、「ここ2、3日は余震が怖い」と話していた。
札幌矯正管区の人たちによると、今のところはほかの刑務所も大きな被害はないらしい。白石区に移って、閉まっていたコンビニの前にいた方たちの1人(会社員男性20代)に話を聞いた。
子どもと一緒に訪ねてきたけど、「開いていないのであきらめます」と力がない。会社からは自宅待機を命じられているそう。食料は1週間分ぐらいあるものの、情報を得るための電源がないので電池か充電器が必要だが、開いているコンビニは少ない。開いているコンビニがあったとしても、客の行列が途切れることはなく、すぐに在庫がなくなることは目に見えている。
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