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9月6日に発生した北海道胆振東部地震の被害額が約1,800億円超に上ると報じられている。調査が進めば被害額はさらに拡大されていくだろう。
ある土木業経営者が憂鬱そうな顔をして語る。「日本の国土保全は容易ならざる局面に立たされている。災害が起きれば我々の出番が増えてありがたいことだが、これほどたびたび、災害が頻発すると対応に限界がくる可能性がある」
この経営者はさらに深刻な表情で語る。「台風、集中豪雨、震災の被害が全国、いたるところで発生している。復旧のためには国の予備費が活用されるが、いずれこの予算も底をつくのではないか!!」
国土防衛費としての防衛省の予算は約5兆円超にまで膨張している。このうち、国土保全のための予算もかなりの金額が計上されているのだが、自然災害の復旧費は予備費で賄われているのである。これだけ災害がたびたび、発生するとこの国土保全のための緊急予備費は半端な金額では済まない。筆者は1兆円必要ではないかと試算している。
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