【再編加速のパチンコホール】クラブハウスが100万ドルとエルグラン買収
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パチンコホール(以下、ホール)の統廃合が進んでいる。昨年末には「P-ZONE」を買収して九州初進出をはたした「D’STATION」が話題になったが、平成最後の年末は、「田川100万ドル」と「エルグラン」を買収した「クラブハウス」が台風の目になるかもしれない。
買収攻勢で営業エリア拡大
ホール「クラブハウス」の運営を手がけるのは(株)CLUB HOUSE(飯塚市)。飯塚市を中心に10店舗展開し、18年に入ってからは、ホール買収による出店攻勢を強めている。18年6月にはホール「田川100万ドル」を運営する(有)オリエント物産(田川郡)からホール営業に関する権利義務を承継。さらに同月、ホール「123」や「エルグラン」を九州エリアで5店舗以上運営する(株)123プロデュース(北九州市)からも営業に関する権利義務を承継した。
激戦区へ参戦
123プロデュースから営業権を承継したことで、クラブハウスは福岡市西区、国道202号線沿いという好立地で営業していた「エルグラン今宿」の運営も手がけるようになる。
エルグラン今宿は、18年12月中旬、「クラブハウス今宿支店」としてグランドオープン予定。同エリアで競合相手となる大型店舗「MEGAFACE1030伊都」や「SUPER D’STATION伊都店」とは程よく距離が離れており、店舗運営次第では近隣エリアの遊技愛好者からの支持を一手に得られる可能性がある。台風の目になれるか、クラブハウス
クラブハウスの母体は不動産事業から通販、広告・スポーツマネジメント事業まで、幅広く事業を展開する(株)GOLD SEA HOLDINGS(飯塚市)。1957年に創業し、ホール「ニューひかり1号店」を開店。70年にはホール「明治会館本館」を開店させ、82年に(株)明治として法人化(現・GOLD SEA HOLDINGS)。以降、「パーラー明治」や「クラブハウス」など、多彩な店舗展開を行ってきた地元飯塚を代表する老舗企業だ。
遊技人口の減少に歯止めがかからない状況の中、よほどのサービス提供をしていない限り、“地域密着型”で生き残っていくのは難しい。ホール間の客取り合戦は、エリアの垣根を越えて激しさを増していくが、遊技愛好者にとっては、新たな選択肢の獲得につながる。
クラブハウスが進出エリアに活気をもたらすことを期待したい。【代 源太朗】
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