筑紫野市長選、藤田陽三氏が無投票で3選

　任期満了に伴う筑紫野市長選は20日に告示され、現職の藤田陽三氏（76）以外に届け出がなく、藤田氏が無投票で3選を果たした。藤田氏は前回（2015年）の市長選も無投票で再選している。

　藤田氏は当選確定後の午後5時過ぎ、集まった支持者に「皆さま、今日までご指導、ご支援いただいたこと厚く御礼申し上げます。支えていただいた皆さまの恩に報いるために、さらに切磋琢磨しながら行政職の長として職責を果たしていきたい」と決意を語った。

　筑紫野市は17年7月から新庁舎の建設をスタートし、18年11月末に竣工。藤田氏は同年12月8日に行われた落成式で「筑紫野市のシンボルとなる新庁舎に魂を入れるため、職員一丸となってまちづくりに取り組んでいきます」と力強く述べていた。新庁舎での業務は今月4日から始まっている。

　藤田氏は福岡県筑紫野市出身。1987年から筑紫野市議を2期、91年から福岡県議を5期務め、第57代福岡県議会議長も務めた。2011年1月に筑紫野市長選に出馬し、初当選。2015年に無投票で再選している。