【売価比較】サンリブと西鉄ストア、値上げ幅はディスカウント2社上回る 前回消費増税時との売価比較
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前回の低価格3社に続き、食品スーパー2社(サンリブと西鉄ストア)の2014年4月11日と今年1月31日の売価を比べた(下表)。比較可能な食品16品目中、サンリブは値上げ9品目に対し値下げ6だった(残り1品目の雪印バター無塩は前回在庫なし)。西鉄ストアは値上げ11、値下げ5品目だった。
値上げ品目数はトライアル、ルミエールとほとんど変わらないが、値上げ幅はディスカウントストア(DS)2社より大きい。日清カップヌードルはサンリブが108円から150円、西鉄ストアは135円から151円に。明治ブルガリアヨーグルトは5年前には450gでサンリブが125円(400g換算で111円)だったのを400g171円、西鉄ストアは142円(同126円)を同172円に値上げした。90gから80gに減量したネスレ・ゴールドブレンドは80g換算でサンリブが486円から754円、西鉄ストアは448円から621円に大幅値上げした。
明治ブルガリアヨーグルトの場合、トライアルは400g換算で116円から129円、ルミエールは118円から139円と小幅値上げにとどまる。ゴールドブレンドもトライアルは80g換算で532円から599円、ルミエールは407円から499円だった。
食品スーパーはメーカーの値上げに対し販売力に勝るDSに比べ弱い立場にある。コスト吸収余力でもDSにおよばない。
といって、客が価格の安いDSにすべて流れるわけではない。品ぞろえの豊富さと清潔な売り場、買いやすい環境はDSに勝る。
食品スーパーとDSの価格差が拡大することはメーカーにとって好ましいことではない。価格への信用をなくすからだ。協力してコストダウンに努めることが求められる。
<サンリブと西鉄ストア 前回増税時との売価比較>
1、日清カップヌードル
S 108→150 N 135→1512、サッポロ一番味噌ラーメン5個
S 369→322 N 362→4313、日本ハム「シャウエッセン」148g
S 215→230 N 361→3594、雪印バター無塩200g
Sなし→495 N 459→4545、雪印ネオソフト300g
S 205→171 N 247→2056、明治ブルガリアヨーグルト400g
S 111→171 N 126→1727、ミツカン味ポン360ml
S 205→204 N 184→2058、ハウスバーモントカレー238g
S 205→247 N 206→2299、キューピーマヨネーズ450g
S 266→258 N 258→25910、カゴメ・とんかつソース300g
S 143→160 N 106→ 11811、ネスレ・キットカットミニ14枚
S 307→301 N 290→313
12、キリン「のどごし生」6本
S 670→679 N 627→69713、ネスレ・ゴールドブレンド80g
S 486→754 N 448→62114、伊藤園「おーいお茶」2L
S 173→193 N 206→15115、キリン「のどごし生」6本
S 670→679 N 627→69716、黒霧島25度1.8Lパック
S 1596→1575 N 1620→1534(注)
・価格は円、税込。矢印の左が2014年4月11日、右が19年1月31日。S=サンリブ・クリエイト宗像店、N=西鉄ストア・レガネット東郷店。
・明治ブルガリアヨーグルトは14年4月11日の450gを400gに、ネスレ・ゴールドブレンドは同90gを80g価格に換算した価格。
・日本ハム「シャウエッセン」はサンリブ209g322円、西鉄ストア127g308円を148gに換算した価格。
・西鉄ストアの1月31日「ネスレ・キットカットミニ」は13枚入りで、14年4月11日と同じ14枚に換算した。関連キーワード
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