戸建ならオープンハウス、福岡でも存在感放つ(前)
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「東京に、家を持とう。」を合言葉に、1997年に東京都渋谷区で創業した(株)オープンハウス。東京23区、神奈川、埼玉を中心に、主に木造3階建ての一戸建を供給。その年間供給棟数は、グループ全体で実に5,000棟にもおよぶ。
同社は、高額な土地が多い首都圏において、限られた土地を最大限有効活用でき、費用も抑えられる「30坪2区画」を提案。十分な床面積を確保することで、快適な住空間との両立も実現させた。2013年には株式を東証一部に上場。今までになかったこの「新たなマイホームの在り方」が、市場からの高い支持を受け、同社の急成長を後押しした格好だ。
「お手頃な価格帯で自分の家を持ちたい」という声に応えるかたちで、同社は営業エリアを拡大。東京首都圏を飛び出し、2015年10月、「オープンハウスグループ名古屋オフィス」を開設。地方初進出をはたすと、18年10月「オープンハウスグループ福岡オフィス」を新設し、19年1月には同じく福岡に「天神営業センター」をオープンした。
今回、同社福岡オフィス・天神営業センターについて、以下の通り紹介する。
「連結売上高5,900億円を目指す」
同社は、18年9月期決算(連結)で売上高3,907億3,500万円を計上した。中期経営計画では、20年9月期の連結売上高5,900億円の目標が掲げられている。福岡市場の開拓は、この達成のためにも必要不可欠なものだ。
ではなぜ福岡なのか。同社はその理由として(1)「人口増加率は政令指定都市のなかでも最も高い」。(2)「20-30代の人口構成比が高い」の2つを挙げる。福岡は、今後も高い成長率が見込めるエリアだと判断されたのだ。
拠点となる福岡オフィスは「オープンハウス 天神営業センター」と「オープンハウス・ディべロップメント福岡支社」からなり、店舗・オフィス・ショールームで構成されている。フロア面積は650m2。同オフィスでは、戸建、マンション、収益不動産の3事業を展開。同社は、各事業でエリアナンバー1を目指すと意気込む。
(つづく)
【代 源太朗】法人名
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