OYOが3つの新サービスを発表 リテシュCEOらが会見
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ヤフーとの資本提携により日本の賃貸住宅事業に参入した、世界的なホテルチェーンOYO(CEO:リテシュ・アガルワル、本社:インド)は28日、都内で会見を開き、「OYO LIFE」事業の概要を明らかにした。会見では、OYOのリテシュCEO、OYO TECHNOLOGY&HOSPITALIY JAPANの勝瀬博則CEO、ヤフーの川邊健太郎社長の3氏がスピーチを行った。
リテシュCEOは、「現在、世界10カ国で18,000件の物件を運営している。家は所有するのではなく借りる。これが世界のトレンドだ。我々は、従来の不動産賃貸業にはないテクノロジーとホスピタリティを武器に、大きな変革の先頭に立ちたい。ニューヨークにつぐ世界第2位の都市である東京を起点に、世界の人々に夢のあるすばらしい生活空間を提供していきたい」と抱負を述べた。
OYOジャパンの勝瀬CEOは、日本の賃貸不動産事業の問題点として、「物件確保に手間がかかる」「初期費用が高い」の2点を指摘。これに対しOYO事業の優位性について、「私たちが提供するのは、スマホで当日予約して24時間以内に入居できる画期的なブッキングサービスだ。契約期間は、1カ月からスタートして、いつでも退居できる。契約の際も高い初期費用を用意する必要はない。シンプルで低額、そして利用したい時だけ料金を支払って使用するサブスクリプション型の賃貸形態となる。もちろん家具や家電、生活用品もすべて込み。すべての物件は駅近で便利なロケーションにある」と語った。
さらに、この日は、新たな3つのサービスを提供することを明らかにした。1つは「ウエブからわずか4クリックで入居予約が完了するシステム」。OYOライフのトップページにあるサーチボックスから行きたい場所を検索し、ホテルのブッキングページのような予約画面に入力すると、利用者の携帯電話にコードが送られてくる。そのコードを入力画面に入れ、入居日と退居日を選んで決定を押せば契約完了となる。
2つ目は「OYOライフパートナーズ不動産システム」。OYO不動産ネットワークに加盟する賃貸事業者は、加盟料、システム利用料、保証金、ロイヤリティ、広告負担金、これらがすべて0円という画期的なシステムで世界初だという。
3つ目は「OYOパスポート」。“旅するように暮らす”ためのパスポートと位置付け、初月は無料で家事代行、カーシェアリング、ランドリー、衣服シェア、ベビーシッターなどさまざまなサブスクリプションサービスを提供するという。勝瀬CEOは、「最初の1カ月間は使い放題で無料という、世界初の新しい生活に誘うパスポート。今後、さまざまなサービスを提供する200社以上の企業がシェリングエコノミーパートナーになる」と話した。
ヤフーの川邊社長は、「昨年4月に社長に就任して以来、“未来を創ろう。新たな事業を創造しよう”ということを訴えてきた。世界中でシェアリングエコノミーが人々の生活に変革をもたらしていることから、当社としてもこの事業に参画したいと考え、今回資本業務提携をさせていただいた。オンライン上の生活を便利にするサービスを提供する企業であり続ける一方で、オンライン技術でオフラインの生活を便利に変えていく新たな事業に踏み出していきたい」と語った。
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