2024年11月23日( 土 )

決め手はメンタリティの強さ~日米注目のカーター・スチュワート投手

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 福岡ソフトバンクホークスは3日、ヒルトン福岡シーホークで新外国人投手カーター・スチュワート・ジュニア投手(19)(以下、スチュワート)の入団会見を行った。スチュワートは、昨年の米ドラフトでブレーブスから1巡目指名を受け、今年6月のドラフトでも上位指名が有力視されていた米大リーグでも注目の選手。米ドラフト入りが期待されていた選手を日本球団が獲得したのは前例がない。今回の記者会見はロサンゼルスで、5月30日(現地時間)に行われた会見に引き続き2回目となった。

 会見の冒頭、三笠取締役GMは「めざせ世界一のスローガンのもとに、世界中からスカウトを行っている。今回のように他国から有望な若い選手を獲得することに興味をもっていた」とコメントし、「前例がないことにもかかわらず、本人が大きな決断をしてくれたことに敬意を表し、多大なプレッシャーを跳ね返すメンタリティの強さに期待している」と若鷹への歓迎と称賛を示した。

 スチュワートは、日本でのプロデビューについて「野球の雰囲気、施設などの環境を踏まえ、家族と話し合って決めた」とコメント、日本のプロ野球については「試合展開の運びに良さを感じる。とくに投手陣は速球だけではなく、変化球やコントロールを中心とした組み立てが良い」と印象を語った。

 スチュワートの練習合流時期などは未定、球団側は「プロとしての活動が初めてであり、外国ということも踏まえて、まずは日本の環境に慣れてほしい」とコメントしている。

【麓 由哉】

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