2024年11月27日( 水 )

職を転々とする転職者はどこも一緒

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 40歳になって東京から福岡に戻ってきた転職組を2人採用した。両名とも編集畑を歩いてきた。こちらは「人生最後の勝負」という意義込みを買ったつもりだったが、本人たちはまったく脳天気。1人は結婚もしたが、家庭を背負うという意義込みも感じられない。

 面接の時には「あれもできます、これもできます」とアピールしていたが、3カ月もすればメッキが剥がれる。結局、弊社社員の平均スキルの半分しかなかった。何よりも精魂込めて集中した仕事ができず、1年足らずで去ってしまった。きっと、これまでも負け犬となって、職を転々としてきたのだろう。

 最近のことである。ある設備業者での求人問題が話題になった。仕事は腐るほどあり、職人はいくらでも欲しい。しかし、この会社も職を転々としてきた者に振り回された苦い経験がある。面接の時は前述の者と同様、「あの現場に携わった。天神の工事もした」と必死でアピールする。

 メッキが剥げるのは2カ月過ぎてから。現場主任から「社長、あの中年の新人はまったく使い物になりません。どうにかしてください」とクレームをつけられる始末。この社長は今年から新卒採用に真剣に乗り出しはじめた。

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