福岡空港国際線そばに新駐車場　ミスター・パーキング

　九州に加え、中国地区からの利用者も集まる福岡空港国際線。2017年度の利用者は630万人を超えた。一方で国際線の駐車場の収容台数は約900台で、近郊の大型駐車場は2カ所しかない。コインパーキングの数も限られているが、周辺では土地収用が進み、用地が限られているのが現状だ。こうしたなか、国内線利用者向けの駐車場を運営してきた（株）ミスター（本社：福岡市博多区）が、博多区西月隈で駐車場を開業した。

　同社がこれまで手がけてきた国内線利用者対象の駐車場「ミスター・パーキング」は、博多区空港前3丁目の正面玄関まで徒歩2～3分という好立地に加え、接客スキルの高さで高評価を得ており、リピーター率は7割に上っている。その一方で、利用者からは国際線を対象とした駐車場開設の要望が高かったという。今回、用地を確保できたことで7月30日から営業を開始した。

　代表の吉岡元太氏は「自分や周囲の日常生活において海外渡航が欠かせなくなってきました。」と語る。「国際線利用者は利便性の高い福岡都市圏以外の方も多いので、何とかお役に立ちたい」と海外渡航者の通過点としての役割も自覚している。

　海外からの渡航者も増加する中、「ミスター・パーキング」国際線駐車場では敷地内にレンタカー会社を招致し、訪日客のインフラとしての役割も担う。今後、利用者からのニーズを探り、サービスを進化させる考えだという。

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ミスター・パーキングホームページ