消費税廃止は実現不能の政策課題でない
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NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。今回は「悪魔の税制」=消費税は廃止すべきだと訴えた12月3日付の記事を紹介する。
11月15日金曜日に衆議院第2議員会館多目的会議室で開催された「いま消費税を問う! -専門家・国会議員・市民による緊急院内集会-」で、私たちは「消費税廃止国民運動」を提唱した。
前編
原中勝征氏開会あいさつ
湖東京至氏講演
篠原孝衆議院議員
嘉田由紀子参議院議員
小宮山泰子衆議院議員
笠井あきら衆議院議員
福島伸享前衆議院議員
渡辺てる子前参議院議員候補
山本太郎れいわ新選組代表メッセージ代読
(代読は高橋清隆運営委員)後編
荒川俊之氏講演
質疑応答
消費税廃止国民運動提言(斎藤まさし運営委員)
まとめ(植草一秀運営委員)
閉会あいさつ(山田正彦運営委員)オールジャパン平和と共生は、昨年4月の学習会で、五つの経済政策提案を行った。アベノミクスとは、グローバル資本=ハゲタカの利益を極大化させるための政策パッケージである。大資本に利益を与え、一般国民に不利益を与える。この本質を私たちは正確に理解し、基本政策を抜本的に転換しなければならない。
そのための具体的提案を示した。
アベノミクスに決別し、「分かち合う経済政策=シェアノミクス」を実行すべきであることを訴えた。「シェアノミクス」は、経済活動の結果生まれた果実を、みなで分かち合うための経済政策である。主眼は、すべての人に保障する最低水準の引き上げにある。
「誰もが笑顔で生きてゆける社会」を構築するための具体的な提案だ。「豊かな社会」とは、社会を構成する鎖の輪の、一番弱い部分がしっかり強く補強されている社会のこと。
社会を構成する鎖の輪の、一番弱い部分が強化されれば、社会の輪の力が強くなる。これが「豊かな社会」である。
政府がこれを実現するには「所得再分配政策」が必要だ。力の余った経済主体から財源を調達して、これを最低保障水準の引き上げに充当する。これが「シェアノミクス」の考え方である。
「シェアノミクス」で愛・夢・希望の社会を実現する。いま求められている新しい政治の方向はこの方向であると考える。
「シェアノミクス」の具体的施策として五つの柱を提示した。
消費税廃止へ
最低賃金全国一律1,500円の政府補償での実現
最低保障年金確立
一次産業戸別所得補償
給付型奨学金整備&奨学金徳政令である。
同時に、財源確保の方策として、
法人税増税
所得税の総合課税化
金融資産課税適正化
予算における利権支出排除
を掲げた。11月15日の緊急院内集会で荒川俊之氏が講演されたように、
法人課税適正化
所得課税適正化
だけで消費税を廃止することができる。※続きは12月3日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「消費税はなぜ悪魔の税制と呼ばれるのか」で。
▼関連リンク
・植草一秀の『知られざる真実』関連キーワード
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