DEVNET INTERNATIONAL 世界本部 総裁に明川文保氏が就任!(1)
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DEVNET INTERNATIONAL 世界本部 総裁 明川 文保 氏
国際連合主要機関の1つである国連経済社会理事会(ECOSOC)がカテゴリー1に認定するDEVNET INTERNATIONAL世界本部の総裁に、明川文保氏の就任が決まった。同時に世界本部は東京となる。日本に本部を持つ国連ECOSOC-NGOとしては、オイスカ、アジア刑政財団、AMDAに続く4番目となる。同組織は通信社Inter Press Service(IPS)・創設者のロベルト・サビオ氏の働きかけで1985年イタリア・ローマに創設された。
発展途上国間および先進国と発展途上国間の交流を目的とし、世界規模の技術、経済および貿易のグローバルな情報ネットワーク構築を目指している。
現在、166カ国、約150万社がこの機構を利用している。12月16日(月)東京プリンスホテル・鳳凰の間において、開催される総裁就任報告会&晩餐会に先駆けてインタビューを敢行した。
松岡洋右氏は、岸信介先生や安倍晋太郎先生と親戚
――このたびは、DEVNET INTERNATIONAL(デブネット インターナショナル)世界本部の総裁就任、誠におめでとうございます。本日は、総裁就任報告会&晩餐会に先駆け、国連のこと、DEVNET(デブネット)のこと、総裁のことについて、いろいろと教えていただきたいと思っております。まず、総裁が国連について意識し始めたのは、いつ頃からでしょうか。
明川文保氏(以下、明川) 国連について意識し始めたのはかなり昔に遡ります。国際連盟(※1)の時代、日本は世界の大国の1つで常任理事国(イギリス、フランス、日本、イタリア)でした。ところが、日本の全権代表を務めていた松岡洋右氏がその国際連盟を1935年に脱退することになります。主な脱退理由は1931年に日本が中国地方東北部(満州)で建国を宣言した満州国を国際連盟が認めなかったからでした。
しかし、私は子ども心に、この国際連盟の脱退が、その後の日本を、第二次世界大戦を含めて、おかしな方向へ導いてしまったのではないかと思っていたのです。そして、その松岡洋右氏は私が後にお世話になる岸信介先生、安倍晋太郎先生と親戚で同じ山口県出身だったのです。
さらに話を進めさせていただければ、国際連合(以下、国連)の経済社会理事会(以下、ECOSOC)との関係もかなり昔に遡ります。岸信介先生は、石橋湛山氏が首相就任後2カ月で病に倒れたため、外務大臣兼任のままで、1957年に第56代内閣総理大臣に就任しました。そして、その直後に渡米、当時のダレス国務長官に会った際、国連のECOSOC理事国入りを薦められたと、後に私は岸信介先生の後援会青年部会長を務めることになった時に、聞くことになります。
加盟国は安全保障理事会の決定の履行義務
――驚きました。明川総裁と国際連盟、国際連合そしてECOSOCには、とても強い縁を感じますね。ECOSOCとは、どのような組織なのですか。
明川 国連は簡単に言いますと、(1)世界平和および安全を維持する(2)諸国間の友好関係を発展させる(3)国際問題を解決するという3つの目的を達成するために各国の行動を調和させることを目的とした組織で、日々これらの目的に向かって活動しています。国連にはさまざまな役割をはたす機関がありますが、その主要機関は下記の6つです。
(1)総会:国際平和および安全の維持についての協力に関する審議を行います。加盟国もしくは安全保障理事会に対して、勧告する権限を有し、特別総会や緊急特別総会を開催し、問題の解決について話し合います。これまでも、国家間の平和関係を維持するために、紛争の平和的解決、国際協力に関する宣言を採択しています。
(2)安全保障理事会:平和と安全を維持するための機関です。紛争の解決や、停戦の指示などの解決の方法を決定します。国連憲章7章に従い、理事会の決定は唯一、加盟国が履行する義務を有し、平和維持活動や武力行動が可能です。アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国の5カ国の常任理事国、10カ国の非常任理事国の計15カ国で構成されています。
(3)経済社会理事会(ECOSOC):国際的な社会問題を審議し、その勧告を行います。
(4)国際司法裁判所:国家間の紛争を国際法に従って解決する役割と、国連機関や専門的機関に対して、法律的問題についての勧告的意見を与えるという2つの役割があります。
これまでに国際国境線や領土主権、国際人道法の違反、外交関係などに関する紛争に対して、100件の判決を行い、30件に近い勧告的意見を与えています。
(5)信託統治理事会:本来は信託統治領と呼ばれる地域を、国連の監督の下、自治や独立を支援するための活動を行ってきました。最後の信託統治領である、パラオが自治を達成したため、1994年に活動を終了しています。
(6)事務局:国連の日常業務を遂行する機関。国連の他の主要機関に役務を提供し、それらの機関が決定した計画や政策を実施します。世界の各地で働く職員の数は約4万人、そのトップが事務総長(現在はポルトガルのアントニオ・グテーレス事務総長)で安全保障理事会の勧告に基づいて総会が5年の任期で任命します。特定の国や地域に権力が集中することを防ぐため、事務総長は国連安全保障理事会(安保理)の常任理事国や主要国首脳会議参加国は候補から外され、地域も大陸ごとに選出されることが慣例化しています。
※1 国際連盟:第一次世界大戦後にアメリカ大統領ウィルソンの提案によって、1920年に成立した国際平和機構。第一次世界大戦で多くの犠牲者が出たことを受けて、国際的な平和維持機関の必要性があった。
(つづく)
【金木 亮憲】<プロフィール>
DEVNET INTERNATIONAL 世界本部 総裁
明川 文保 氏
(一財)東久邇宮国際文化褒賞記念会代表理事、国際異業種㈿・(外国人技能実習生共同受入事業)代表理事、グローバルマンパワー(株)・(人材派遣業・有料職業紹介業)代表取締役など数多くの要職を務める。1966年 (社)産業教育振興中央会より下賜金表彰を受ける(日本の産業経済の将来を担う人材への皇室表彰)。
1973年 山口県防府市に、日本初の冷凍冷蔵倉庫・普通倉庫を備えた3温度帯対応の総合流通センターを開設、コールドチェーン物流の魁となる。岸信介第56・57代内閣総理大臣の後援会青年部会長就任(~1978)。
1983年 元衆議院議員・安倍晋太郎氏の私設特別秘書兼メッセンジャーを拝命、自由民主党中曽根康弘総裁より参議院議員選挙対策委員を委嘱。
1987年 山口大学経済学部経済ゼミナール校外講師を拝命。
1988年 九州山口経済(連)より国際交流委員、運輸通信委員、農林水産委員に任命。
2004年 参議院議員・福島啓史郎氏の全国広域後援会本部特別顧問・特別秘書就任。
2006年 国際連合(UN)認定の非営利非政府組織DEVNETアジア・太平洋地域特別親善大使および、ラオス・カンボジア・ベトナム地区総裁就任。
2009年 東久邇宮記念会理事・文化褒賞推進実行委員長として、東京明冶記念館にて文化褒賞授与式を執り行う。上海万博「DEVNET館」特別顧問就任。
2011年 (一財)東久邇宮文化褒賞記念会を設立し、代表理事就任。第二回北京硯展および全人代フォーラムに日本代表として参加。
2013年 DEVNET INTERNATIONALより日本国家支部としての認可を受け、(一財)DEVNET Tokyoを設立し、代表理事就任。
2015年 ミラノ万博に出展。DEVNET TokyoをDEVNET JAPANに改名。
2016年 DEVNET JAPANアジア(一部地域を除く)代表オフィスに認定される。
2017年 ベトナム国ハノイで、DEVNET JAPAN・VCCIベトナム商工会議所主催の商談会開催(後援:在ベトナム日本国大使館、JETRO、JICA、日本ベトナム商工会)。
2018年 ベトナム理美容大学協定書を締結、韓国元大統領顧問の劉鍾海博士夫妻が来日、第3回日韓フォーラムを開催、タイ王室要人を招き福岡市商工会議所で商談会、翌日には山口県観光に招待。
2019年 DEVNET INTERNATIONALの世界本部総裁に就任(本部東京)。サビオ創設総裁、ロドリゲス現総裁と明川氏の三者で共同声明に調印、DEVNET INTERNATIONAL登記完了。関連記事
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