2024年12月22日( 日 )

トランクルーム大手キュラーズ、ウェブ上で不当表示

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 トランクルームの運営などを手がける(株)キュラーズ(東京都品川区、ステファン・ジョセフ・スポーン代表)は1月17日、同社が供給する「収納ユニット」に関する案内表示で景品表示法に違反する行為(有利誤認)が認められたとして、消費者庁から同法に基づく措置命令を下された。

 同社は2019年2月20日から同年10月15日の間、勝どき・月島店舗において、期限までに該当店舗の利用を申し込むと、利用料が3カ月間30%割引になるなどとウェブ上で謳っていた。しかし実際には、期限を経過した後に申し込んでも、同じ内容の割引価格でサービスの提供を行っていた。

 消費者庁はこのことが一般消費者に消費者に本来の価格を誤解させる「有利誤認」にあたると判断。同社に対し、違反の内容を消費者に周知するとともに、再発防止策を講じて従業員に周知徹底するとともに、今後同様の表示を行わないよう命令を下した。

 同社は、「指摘された表示内容についてはすでに訂正している」としたうえで、「本件により、お客さまをはじめ、関係者各所に多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」とコメント。今回の措置命令は勝どき・月島店舗のウェブ表示に関するものであり、サービスの品質や安全性に関わるものではないとしている。

【長谷川 大輔】

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