みやき町が高性能加湿器の（株）カドー、高機能電解水の（株）ワンテンスと感染症予防の協定に調印

　佐賀県みやき町は3月13日、（株）カドー、（株）ワンテンスとの間に「感染症予防等に関する協定」に調印した。13日に同町庁舎で開催された調印式に末安伸之・同町長、佐賀県出身の古賀宣行・（株）カドー代表取締役社長、永田寛明・（株）ワンテンス代表取締役社長が参加し、それぞれ挨拶を行った。

　（株）カドーは感染予防に貢献する「空気をデザインする」ことを掲げており、高性能加湿器を製造・販売している。（株）ワンテンスは優れた高機能電解水の技術をもち、殺菌・除菌機能に優れた高機能電解水を製造している。

　同町は「健幸長寿のまちづくり」や予防医療の推進を図っており、インフルエンザなど一般的な感染症の拡大による学級封鎖対策として、昨年秋から両社と協議を進め、庁舎内に導入していた。今般の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、両社の製品を同町の小中学校などに設置することを決めた。

　同町は（株）カドー、（株）ワンテンスから500台の高性能加湿器と高機能電解水「ピュリオ」を借り入れる。同町の7校の公立小中学校に計240台設置済みであり、庁舎など公共施設に50台、保育園、幼稚園、介護施設などからも要望を受け設置する。また、町内で集会などを行う際に要望があれば貸し出す予定にしている。リース期間はまず1～2カ月だが、感染状況次第で変更もあり得る。

　（株）カドーには加湿器などに関して企業などから問い合わせが相次いでいるようだ。同社が自治体と協定を結び、リースを行うのは初めて。（株）ワンテンスの高機能電解水「ピュリオ」は口に入れても大丈夫なほどの安全性を維持しながら、高い殺菌・除菌機能をもつ。また化粧水の原料に使用される成分を含む。「ピュリオ」は10倍まで希釈可能であり、冬場は水で薄めて使用し、夏場は原液で加湿器を間欠モードにして使用すれば、経済的で殺菌・除菌効果も見込める。

　本協定および加湿器のリースなどに関する問い合わせは、同町総務部秘書公室（0942-89-1654）まで。

【茅野　雅弘】