ニチモウバイオティックス(株)(本社:東京都港区、天海智博社長)は8月18日、ハーバード大学医学部の医療センター(BIDMC)との共同研究で、大豆由来麹菌発酵エキス原料「イムバランスエキス末」を用いた動物試験で、アデニン誘発慢性腎臓病(CKD)に対するCKD の発症と進行を有意に抑制することが確認されたと発表した。
同試験ではCKDに罹患したモデルマウス1群(8匹)に対し、イムバランスエキス末を投与。尿細管間質性変性または萎縮、間質性慢性炎症、急性炎症に対して有意に阻害し、血中および腎臓の炎症性サイトカイン値、血中腎障害バイオマーカー値、腎臓の幹細胞バイオマーカー値を抑制。腸内細菌叢(腸内フローラ)も有意に減少されたことを確認した。
同社は「CKDについては有効治療法がいまだに確立していないことから、予防および進行の緩和が期待できる知見であると考えられる」としている。なお、本研究の成果については国際科学雑誌「Nutrients」のオンライン版(2020 年8月8日)に掲載されている。
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