中国経済新聞に学ぶ~中国の5Gユーザー年内に1億人突破へ(後)
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現在、中国では5Gが加速度的に拡大し、予想を上回るペースで基地局も建設されており、端末接続台数は7月末に累計8,800万台に達した。ユーザーも年内に1億人を突破する見込みだ。2019年10月31日に5G商用化がスタートして以来、5Gと私たちの暮らしとの関わりがますます密接になっている。
ニールセン報告「中国の消費者は5Gに積極的」
調査会社・ニールセンが9月12日に発表した報告によると、間もなく到来する5G(第5世代移動通信システム)時代に対して、中国の消費者は積極的な姿勢を見せ、それを待ちわびているという。通信業界やメディア、娯楽業、遠隔教育、遠隔医療、スマートホーム、交通業、小売業が、まず5G技術の利益を受けることになりそうだ。
ニールセンの報告によると、この調査に答えた多くの企業の上層部は、どのように5G技術を活用し、それを応用するシーンを開拓するかが、「データ・ビッグバン」時代において、企業にとって非常に重大な意義を帯びていると、はっきり認識している。今後、ユーザーの5G利用料金が少しずつ安くなるにつれて、5Gスマホのアプリが、消費者向けとしてはもっとも利用される5Gとの接点となるだろう。
ニールセンの研究統計によると、回答者の約5割が、5G技術が通信業界に影響を直接もたらしていると感じていた。調査研究対象者のうち63%が、5G対応スマホに買い替えることを切に望んでおり、中年・若年の富裕層はもっとも買い替えたいという要望が強かった。
地域別で見ると、中国二、三線都市(北京・上海などを除く大都市や中小都市)の消費者の5Gに対する関心は、一線都市(北京・上海・広州・深圳など重要な特大都市)に劣っていない。5G基地局が建設され、普及範囲が拡大するにつれて、二、三線都市における5Gスマホの発展の見通しは非常に明るくなっている。
ニールセンの報告では、「スマートホーム製品が、スマホ以外で消費者にもっとも受け入れられているスマートデバイス。現在、家庭用スマート製品は中国でかなり普及しており、8割以上の家庭では、少なくとも1つ以上の家庭用スマート製品がある」と分析している。各種スマートホームでは、スマートリビングの普及率が最高だ。うち、半数以上の消費者にとって、スマートスピーカー、スマートテレビがスマートリビングの一部になっており、回答者の半数以上がスマートブレスレットやスマートウォッチをもっていた。
ニールセンのジャスティン・サージェント・中国エリア総裁は、「現在、5Gは一定の課題に直面しているものの、ほとんどの企業は依然として楽観的な姿勢を保っている。今後、ますます多くの企業が5Gを活用するようになり、その応用シーンが爆発的に増加するようになるだろう」との見方を示している。
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