いわれなき批判を越えて 群を抜くパチンコホールの換気能力
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依然、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス(以下、コロナ)。感染拡大防止の観点から、密閉・密集・密接のいわゆる「3密」回避が要請され、多くの商業施設が営業自粛を余儀なくされた。パチンコホール(以下、ホール)も例外ではない。
しかし、一部のホールが営業自粛要請期間中に営業を継続したことで(自粛はあくまで要請であり強制ではない)、メディアや「正義マン」と呼ばれる人々から、まるですべてのホールがコロナの温床であるかのように扱われた。
連日の報道や、個人レベルでのSNSを通じた情報発信によって、過熱していったホール叩きだが、蓋を開けてみればホールでのクラスター(集団感染)はなかったというのが現実だ。規制強化などの影響を受け、客足が戻らず苦戦を強いられるなか、いわれなき批判を連日のように浴びせられ、ついには事業継続を断念したホールも少なくない。だが、過去を悔いても仕方がない。遊技業界では今、前向きな情報発信がなされている。
換気回数は10分に1回
パチンコホールの全国組織である、全日本遊技事業協同組合連合会の青年部連合会は、ホールにおける換気実証実験の映像をYouTubeに公開した(パチンコホールの換気実証実験)。ホールに対して「紫煙立ち上る鉄火場」のイメージを持つ人は多いだろうが、だからこそ、ホールでは長年にわたって誰もが快適に過ごせる環境整備に取り組み続けている。
とくに、来店客を喫煙者と仮定して施設設計対応しているホールの換気能力は非常に高く、数多ある商業施設のなかでも群を抜く10分に1回(施設規模にもよるが映画館は20分に1回)となっている。少なくとも、ホールは「密閉」空間ではないのだ。
災害時の駐車場開放や、「子育てママ応援企画」のお弁当無料配布など、ホールが地域社会に貢献し続けるためにも、業界の再興は必要不可欠だ。今回のような業界外に向けた積極的な情報発信=開かれた姿勢は、きっとその実現のための一助となるはずだ。
【代 源太朗】
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