9日の日経平均株価5連騰～九州地銀の株価はまちまち

【表1】を見ていただきたい。9日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸した。
～この表から見えるもの～
◆先週末終値と比べた上げ幅は+514.61円の2万4,839円84銭。アメリカの大統領選で民主党のバイデン候補による勝利宣言を受けて、米国情勢に対する警戒感が後退。投資家がリスクを取る動きが広がり、株式市場に資金が流れ込んだものと見られる。終値としては今年の最高値となった。なお、ドル円相場は103.50円前後で推移している（午後3時20分時点）。
◆新型コロナウイルスの感染拡大により、3月19日の日経平均株価は前日比▲173.72円の1万6,552円83銭（前日比-1.04％）にまで暴落した。その後、日本銀行をはじめ世界各国の中央銀行が実施した大規模な金融緩和で市場に資金があふれ、株価は急回復。企業業績が想定より早く改善していることも押し上げる要因となった。

◆【表2】を見ていただきたい。九州地銀（FG・FHを含む）の株価は高安まちまちとなっている。
・ふくおかFGは前日比▲17円の1,844円（前日比-0.91％）。
・九州FGは前日比+8円の521円（前日比+1.56％）。
・西日本FHは前日比▲11円の721円（前日比-1.50％）。
・北九州銀行を傘下に置く山口FGは前日比▲2円の715円（前日比-0.28％）。
・大分銀行は前日比▲32円の2,536円（前日比-1.25％）。
・宮崎銀行は前日比+1円の2,383円（前日比+0.04％）。宮崎銀行だけが3月末の株価を2円下回っている。
・佐賀銀行は前日比▲18円の1,370円（前日比-1.30％）。

＜まとめ＞
　今日9日の経平均株価は今年の最高値を付けて取引を終えている。はたして明日以降、日経平均株価は2万5,000円越えするのか。また九州地銀の株価は再び値を上げるのか。当面株価に目が離せない状況が続くことになりそうだ。

【（株）データ・マックス顧問　浜崎裕治】