トータルサポートを武器に 真心込めたパートナーシップを提案
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エース建設(株)
着実に経験と実績を重ね 地域の顧客から信頼を得る
マンションなどの住宅、テナントビルやオフィスビル、公共施設、医療施設、金融機関など、豊富な建築実績をもつ総合建設業のエース建設(株)。同社の始まりは、創業者の簑原義信氏が1978年1月にプレハブハウスやトイレのリース・販売を目的に創業したエース工業(株)(82年4月に法人化)だ。91年6月に義信氏がその当時相続税対策が必要な地権者が数多くいることに危機感を感じ、エース建設を設立してローコスト賃貸マンションを商品化し、その提案営業をきっかけに規模を拡大してきた。
現代表の簑原辰彦氏は2015年9月に代表取締役に就任。「建築工事をメインとしているが、今後は不動産業にも注力し、建築と不動産の比率の均等化を図っていく」と語る。現在、利益の約7割が建築部によって生み出されているが、不動産部を拡充していくことで、より利益率の高い経営体質を目指している。
プロ視点でのワンストップサービスが安心感を生み出す
同社の強みは大きく分けて2つある。1つ目は関連企業であるエース工業とのスクラム経営であることだ。エース工業は複数の不動産を有して安定経営を誇り、同社の強力なバックボーンになっている。エース建設の取引先はJR九州およびその関連会社を筆頭に、エンクレストシリーズのマンションで知られる(株)えんホールディングスなど。九州を代表する優良企業が顔を並べていることからも、信頼度の高さがうかがいしれる。
直近では、エース工業として初となるJR九州との共同事業「MJRザ・ガーデン下大利」(RC造14階建303戸 2022年2月竣工予定)が着工しており、隣接地にはスーパーマーケットや住宅型有料老人ホームも同時期にオープンすることから多くの注目を集めている。施工会社は松尾建設(株)、九鉄工業(株)、エース建設のJVで行っている。こうした大型案件を手がけることで、着々と実績を築き上げている。また財務面での強化として自社所有地に高齢者施設を建設し、医療法人へ建貸しする計画が間もなく着工を迎える。さらに大分県別府市に所有するホテルは、宿泊施設や飲食店をトータルプロデュースするカトープレジャーグループに実質の運営を任せている。今後もチャンスがあればJR九州やカトープレジャーグループと積極的に多分野での事業に取り組みたいと考えている。
2つ目は、土地活用のトータルサポートだ。プロとしての視点からさまざまなアドバイスを行うことで数多くのオーナーから信頼を得ている。サポートの流れは、土地の有効な利用法、税金の相談に始まり、専門資格者が土地を調査し、立地条件に合ったプランを提案する。建設基本計画では万全の経営収支計画を立て、より有利な金融機関を紹介。資金計画、法的手続まで一貫して代行し、現場では経験豊富な社員が施工管理を担当する。とくに不動産部が、建築後の入居管理やアフターメンテナンスまで責任をもって行うため、ワンストップで安心して任せられることが大きな強みといえる。
「オーナーさまとの関係は、建物の完成で終わってしまうものはありません。あらゆるアフターサービスに万全の体制で取り組み、パートナーシップを築いているのが当社の特色の1つです」と簑原氏は自信をのぞかせる。オーナーとの関係は何十年も続くもの。だからこそ信頼のおける業者が選択されるのだ。
最新の入居者ニーズを分析し 綿密なプランに基づく開発を実践
簑原氏は不動産部を充実させるという中長期構想を掲げている。これは条件の良い土地や古いビル、マンションを入手し、上物を企画施工またはリノベーションして顧客に提供し、その後の管理を同社で請け負っていくというものだ。入居管理を行っている同社は入居者の最新のニーズを常に分析することができ、それをすぐに反映できる企画力、実行力を兼ね備えている。だからこそ土地を含め、安価での供給が可能となる。
その結果、ほかの賃貸物件と明確な差別化が図られ、入居者の目を引くだけでなく家賃収入アップまで期待することができるため、顧客の評価も大いに見込める。
個人の総合力を高めることができる少数精鋭の職場環境が魅力
同社のこうしたビジネスモデルを実現するには、知識と経験をもった優秀な人材が必要不可欠だ。現在、同社では広く人材を求めている。社員17名という少数精鋭の組織で、各自が自分の職域を越えて業務を担当する場合も多くある。簑原氏は「自分の考えをしっかりとアピールできる、表現力に富んだ人材が望ましいですね。一生活躍できる専門性の高い技術を身に着けたいというチャレンジスピリットにあふれた方をお待ちしております」と、求める人物像を語る。
少数精鋭の企業で働く経験をした者の「今のうちに業務をワンストップで体験できたことは後々必ず役に立つ」といった声をよく聞く。そういった経験者は皆、仕事をうまくディレクションする能力や課題を解決する能力に長けている。
新型コロナウイルスの感染拡大により、今後ますます将来や仕事への不安が増すだろう。そんな「不安な時代」を越えて生き残るのは個人の総合力が高い人々だ。専門的な能力に加え、周りを巻き込む力、視野を広くもつ力、問題が起きたときの対応力など、総合力を高めるには少数精鋭で一丸となって業務に取り組む企業で経験を積むことが望ましい。社員1人ひとりが日々成長していける環境を整えているエース建設はそんな企業の1社だといえる。
<COMPANY INFORMATION>
代 表:簑原 辰彦
所在地:福岡県太宰府市大佐野6-2-1
設 立:1991年6月
資本金:2,500万円
TEL:092-928-7755
URL:https://www.acegroup.jp
<プロフィール>
簑原 辰彦(みのはら たつひこ)
1976年4月生まれ。福岡県太宰府市出身。久留米工業高等専門学校卒。99年4月、エース建設(株)に入社。2012年2月、不動産部課長、13年8月、本社統括部長を経て、15年9月に代表取締役に就任。趣味はゴルフ。関連キーワード
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