発足5期目のリテールパートナーズ(2)統合後、3社の収益性そろって低下
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経営統合の成果が乏しいのは、事業会社3社の収益性が低下していることに示される。統合前と2020年2月期の経常利益率を比較すると、丸久は4.45%(15年2月期)から3.09%、マルキョウは3.00%(16年9月期)から1.92%、マルミヤストアは1.31%(15年5月期)から0.97%へと、軒並み低下した。
異業態との競争激化や消費増税など外部環境の悪化もあるが、統合が形式だけで3社は従来通り経営の独立性を維持し、事業規模拡大を収益力強化に生かせなかったことが根本理由だ。
数少ない成果はマルミヤストアによる地場スーパーのオーケー(現・新鮮マーケット)の買収で、同社単独では荷が重かったと思われ、名乗りを上げていた同業他社にさらわれていた可能性もある。新鮮マーケットは20年2月期で95億円を売り上げ、当期純利益は親会社を上回る6,700万円を計上した。
統合は本来、傘下事業会社が経営資源を持ち寄り、人・モノ・カネを成長分野に重点配分するのが目的。
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