2024年11月23日( 土 )

【福岡市公共事業を問う(1)】平尾小学校の増築工事の影響で隣接の家屋が傾く

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   2016年9月から19年2月行われた福岡市立平尾小学校の増築工事により、隣接する住宅などが大きな被害を受けるようになった。工事を発注したのは、福岡市の依頼を受けた外郭団体の(公財)福岡市施設整備公社。

 増築地に隣接するU氏邸は工事が進むにつれて建物が傾き、外壁には亀裂が入り、排水管が壊れ、日常生活に影響を及ぼすようになり、U氏は引っ越しをせざるを得なくなった。通学路沿いの外壁に亀裂が入っているため、地震などの発生時には崩落し、二次災害を引き起こす危険さえある。

 U氏から、被害を受けた家屋、外壁の深刻な状況を撮影した動画を提供していただいたのでご覧いただきたい。U氏らは早くから福岡市教育委員会にこの問題について訴えてきたが、進展が見られないため、8日(木)、福岡地裁に訴状を提出する予定だ。

【茅野 雅弘】

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