【菅独裁政権に学ぶ(5)】さぁ、東京オリンピック開幕。結末は?
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安倍晋三の逃げ足の速さ
東京オリンピック誘致を決定し、1年延期させた安倍晋三が開催式の出席をボイコットした。この厚顔無恥な神経には驚き、あきれる。不参加の本音は「コロナに感染したくない」であった。本人はまだ再々復帰(総理大臣の椅子)を念じているのであろうか!それに向けた用意周到の欠席と知れば「馬鹿か」と言いたくなる。晋三が総理大臣になれたのは親父・晋太郎氏が急逝したからである。
『評伝・福田赳夫』を読むとよくわかる。赳夫氏は安倍晋太郎氏を総理大臣にしようと全力を尽くした。自民党総裁選挙途中、91年5月に67歳で亡くなった。晋太郎氏の急逝は安倍家にとって不運だったのだが、政治の世界においては幸運をもたらした。「晋太郎さんの息子・晋三君を男にしてやろう」という強固な後押しがあり、トントン拍子に出世できたからである。
そして己が誘致した東京オリンピック開会式はボイコット。天皇陛下の苦悩(開会式に参加するかどうか)には異常なほど無関心だった。「天皇を頂点とした国家のあり方」と吹聴してきたが、本心が丸見えである。天皇制を重視するふりの政治的ジェスチャーだったのだ。晋三の例にみられるように責任を取る覚悟は微塵もない。誰かが尻を吹いてくれるものと錯覚している。
スガ親分!開会式はいかがでしたかね
スガ親分!よくまぁ、開会式までこぎつけられましたね。『東日本大震災復興オリンピック』とか『コロナに打ち勝つオリンピック』などとスローガンを入れ替えながら、ついにここまできました。日本プロ野球界の至宝(とはいっても読売巨人・読売新聞枠内)といえる長嶋・王・松井の3氏がセレモニーに登場した。王・松井両氏が現れたときには一瞬、畏敬の念を抱いたのだが、長嶋氏の出現には憐れみしか感じなかった。
天皇陛下の人質みたいな挨拶と同様、大衆に老化の現実を露わにさせてまで長嶋氏を登場させる意味があるのか。「これはピエロ・一茂だ。憐れだ」と叫んだ。意地悪な演出である。スガ親分は「長嶋氏を傷つけた」と思われませんか?スガ親分!天皇陛下を人質(コロナの免疫がない状態)にして挨拶させる神経の持ち主であるから、長嶋氏のごとき民間人の「老体露出の憐れさ」には無感覚なのでしょう。長嶋氏の登場は「2021年東京オリンピックを境にして日本は劣化・沈没していった」象徴になるのですよ。この位、察知できませんかね。無神経だから無理か!
30個の金メダルに国民は湧くが!
さて毎日、毎日、「オリンピックに成功すれば必ずスガ政権は長期化できる」と1万回、念仏を唱えられているスガ親分!見通しに一点の曇りもないかな。確かに日本選手団による30個以上の金メダルラッシュには興奮するだろう。だからといって「スガ親分のお陰」と国民は誰一人感謝しないはずだ。このシリーズの(1)で予測した通り、8月の閉会式からお盆にかけて、コロナ感染者は1日1万人を突破するでしょう。さぁ、スガ親分政権の行方はどうなるのだろうか。
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