FFG傘下の福銀など3行、LGBТ(性的少数者)対応の住宅ローン取り扱い開始
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ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下の福岡、十八親和、熊本の3行が8月2日、LGBТ(性的少数者)に対応した住宅ローンの取り扱いを始めた。国連が採択したSDGs(持続可能な開発目標)の1つにジェンダー平等が盛り込まれ、国内でもLGBТのカップルが申し込める住宅ローンを提供する金融機関が増えている。
LGBТのカップルは、男同士、女同士の結婚が法的に認められないため、共働き夫婦では一般的な住宅ローンのペアローンが組めないなど、不利益を被っている。
FFGの3行は、住宅ローンの申し込みで同性カップルを法律上の配偶者と同じとみなす。融資を審査する際は、同性パートナーの連帯債務や収入合算、共有不動産の担保提供を認め、不利益にならないよう配慮する。
融資の申し込み時には(1)2人が愛情と信頼に基づく真摯な関係、(2)2人が同居し共同生活で互いに責任をもって協力し、共同生活に必要な費用を分担する義務を負うという2点を明記した合意契約に関する公正証書や、任意後見契約に関する公正証書/登記事項証明書の提出が必要になる。
LGBТのカップルに対応した住宅ローンは、全国の地銀では広島銀行や琉球銀行などが先行していた。LGBТは、英語のレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を組み合わせた言葉だ。
【南里 秀之】
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