【みやき町】QTnetと包括連携協定を締結～自治体DXを推進

　佐賀県みやき町は31日、（株）QTnetとの包括連携協定の締結調印式を行った。この協定は、自治体のデジタル化・ICT化の知見、実績を有するQTnetと同町のDX推進に向けて連携し、職員だけでは実現できない改善・改革に取り組み、行政サービスのさらなる向上につなげることを目的とするもの。国（総務省）が「自治体DX推進計画」を策定するなど、地方自治体のDXが求められている。

　QTnetは、九州エリアの電気通信事業者として、自治体や企業などの法人を対象としたサービス「QT PRO」、光ブロードバンドサービス「BBIQ」、モバイルサービス「QTモバイル」などを手がける。

　みやき町長・岡毅氏は調印式後、「昨年よりQTnetと協議を重ね、本日、無事協定を締結することができました。9月1日にはデジタル庁も発足します。この協定により、DXを通した住民サービスの向上、庁舎内部の業務の見直しや改善、職員の効率化をさらに進めてまいります。より強力に推進できることを非常に心強く思います」と感謝の言葉を述べた。

　QTnet代表取締役社長執行役員・岩﨑和人氏は、「自治体との包括連携協定は、みやき町が初となります。地域丸ごとデジタル化を実現し、地域住民の方々が住みやすい町にしたい。そのお手伝いができるのであれば（と考えています）。8月1日から社員を1名アドバイザーとして出向させており、会社を挙げてDX推進に向けて注力していきます」と語った。

　具体的な業務内容は、人的交流で出向しているQTnet社員がみやき町職員と協力し、業務ごとの課題の抽出およびデジタル技術などを活用した課題解決の検討。「みやき町DX推進計画（仮称）」の策定、計画に基づく業務改善の実施、検証および評価などを行うとしている。

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【内山　義之】