【注目】矢西建設本社が喫茶「キャンディー」に衣替え

『懺悔録』が話題

    福岡市早良区原に本社を置き、土木・建築工事を主要事業としてきた矢西建設（株）。貴重な特殊重機を数多く保有し、メガソーラー事業にともなう造成工事を受注して右肩上がりの成長を遂げてきたが、昨年から今年にかけて取締役らが一斉に辞任するなどの混乱が続き、存続が危ぶまれる事態に陥っていた。

    同社の西川貞紀会長は今年4月、今回の危機も含めた創業から現在までの同社の歴史を語り下ろした『懺悔録』（データ・マックス刊）を出版。「（懺悔録の出版で）いろいろなことに区切りをつけた」と話したうえで、6月中旬（17日ごろ）をめどに同社飲食事業の第一弾として喫茶「キャンディー」をオープンさせる計画を明らかにした。

　本社を全面改装したキャンディーは、西川会長自身がメニューを作成し、喫煙可、ペット同伴可とするなど、「ビジネスユースから一般客の利用まで幅広い層に対応できる内容にした」と自信をのぞかせる。すでに2号店出店の構想もあり、今後は飲食事業に軸足を移す方針だという。

【データ・マックス編集部】 

※「懺悔録」の御注文はこちらから。