中国で親子旅行が人気、予約の48%が「80後」の男性
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旅行サイト「携程」の統計によると、今年上半期の親子旅行の予約のうち、男性の予約の割合が4割を超えた。そして、「80後(1980年代生まれ)」のイクメンが子どもを連れて旅行に行くというのが近年、新たなトレンドとなっている。旅行の特徴を見ると、父親は子どもを連れてアウトドア系や山岳系の観光地に行って大自然を楽しむのを好んでいる。父親が子どもを連れて旅行に行くというパターンの割合が高まるにつれて、以前なら女性が主導権を握っていた旅行の計画において、男性が存在感を高め、発言権をもつようになってきている。
年齢別に見ると、子ども連れの旅行の予約をする男性は「80後」と「70後」(1970年代生まれ)に集中している。具体的に見ると、今年上半期、「80後」の男性のその割合は48%で、以下「70後」23%、「90後」(1990年代生まれ)19%と続いた。
「80後」の男性・任さんは取材に対して、「普段は仕事が忙しく、息子の世話はいつも妻がしてくれている。子どもとの絆を深めるために、週末に息子を連れて旅行に行っている。夏休みや冬休みには、遠い所へ旅行に行くこともある。子どもが楽しそうしている姿を見ると、本当にうれしい」と語った。
「80後」の育メンのほか、親に「父の日」のサプライズプレゼントとして、旅行を選ぶ若者も増えている。「50後」(1950年代生まれ)と「60後」(1960年代生まれ)の旅行予約、とくにパッケージツアーの予約数が増えている。6月、「50後」と「60後」がパッケージツアーで行く旅行先で最も多いのは烏魯木斉(ウルムチ)や張家界、桂林、拉薩(ラサ)、貴陽となった。
旅行関連の消費の1つである「ホテル」において、男性は常に高級志向となっている。携程の統計によると、子どもを連れて旅行に行く父親は高級ホテルを予約するケースが多く、親子で宿泊するのに適したホテルの統計を見ると、父親が高級ホテルを予約する割合は、母親を61%上回っている。
観光地のジャンルを見ると、母親は子どもを連れて博物館や展示会の見学を好んでいるのに対して、父親はアウトドア系や山岳系の観光地に行って、大自然に囲まれて、美しい自然の景色を楽しむのを好んでいる。
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現代アートの島巡り「瀬戸内国際芸術祭」に行ってみた(前)また父親は子どもを連れて遠くへ遊びに行くことも好んでいる。携程の統計によると、上半期、子どもを連れて行く旅行の予約のうち、遠方旅行が占める割合は、父親が42%だったのに対して母親は38%で、男性が4ポイント上回っていた。上半期、遠方への親子旅行の予約の割合数も父親が母親を43%上回っていた。子どもを連れて行く旅行にイクメンの間で最も人気の旅行先トップ10は北京、成都、広州、上海、重慶、深圳、杭州、三亜、武漢、長沙だった。
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