2024年11月21日( 木 )

まちかど風景・中央区~都久志会館跡地で12月にオフィスビル着工

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都久志会館跡地(福岡市中央区)    福岡市中央区天神4丁目の「都久志会館」跡地で、ソフトウェア開発・販売などを手掛ける応研(株)がオフィスビルを計画している。

 計画されているのは「(仮称)新応研ビル 新築工事」で、建築物の概要はRC造地上9階建て。現在は旧・都久志会館の建物解体工事が進んでいるところで、その後、着工は2022年12月頃を予定している。

 旧・都久志会館は、(一財)福岡県教職員互助会が管理・運営していたビルで、コンサートやライブなどに利用可能な多目的ホールのほか、研修・会議などに利用できる貸し会議室やアトリエを併設しており、さまざまなイベントや催しに活用されていた。だが、1979年3月竣工で築40年以上が経過しており、施設の維持・管理には大規模修繕工事が必要で費用負担が重いことから、20年11月3日をもって閉館。その後、21年10月29日付で(株)九州不動産管理センター(福岡市中央区)に売却された後、同日、応研に転売されていた。

 応研は、西郷隆盛をイメージキャラクターに起用した基幹業務パッケージソフトウェア「大臣シリーズ」などで知られる、ソフトウェア開発企業。現在の福岡本社が入る応研ビルは、都久志会館跡地から約50mの距離にある日本銀行入口交差点の角に位置しており、「(仮称)新応研ビル」が完成した暁には、福岡本社を移転することも考えられる。

【坂田 憲治】

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