近い将来、人類が月面などの宇宙に長期間滞在することが可能になると見られている。そこで必要になるのが基地や居住施設、インフラなどの建設で、実現に向け世界中で研究開発が進められている。日本においても同様で、18日、産官学の関係者が集まり研究開発の方策についての意見交換などを行う、第1回「宇宙を目指す建設革新会議」(略称:宇宙建設革新会議)が東京都内で行われる。
我が国における、宇宙における建設革新プロジェクトのキックオフイベントという位置づけだ。国ではそれに先立ち「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」(スターダストプログラム)の一環として、「宇宙無人建設革新技術開発推進事業」(国交省および文科省連携)を実施しており、今年度の実施事業を決定している。
決定された事業には宇宙航空研究開発機構(JAXA)をはじめ、建設会社などの研究機関や企業や実施者として名を連ねる。九州からは、九州大学が東京大学などとともに進める「月の縦孔での滞在開始用ベースキャンプの最小形態と展開着床機構の開発」で、宇宙建設革新会議に参加する。
【田中 直輝】
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