福岡県初のフェアフィールド 「福岡うきは」が開業
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積水ハウス(株)と外資系ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」が手がけるホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきは」(福岡県うきは市)が8月31日、開業した。同ブランドのホテルとしては国内で28カ所目、九州では鹿児島県垂水市、佐賀県嬉野市に次ぐ3カ所目、福岡県内では初の開業となった。
オープニングセレモニーには、服部誠太郎・福岡県知事や髙木典雄うきは市長ら地元関係者も多数出席し、ホテル開業を契機にうきは市や周辺自治体への観光・経済への波及効果を期待する声が聞かれた。
ホテルは道の駅「うきは」に隣接する。延床面積2,100m2の3階建てで、客室(25m2)はキング21室、ツイン30室の全51室で構成されている。料金は1室1万6,130円(2名利用、税・サービス料込)から。施設内にレストランを設置せず、地域の飲食店などの利用を促す宿泊特化型として運営される。
うきは市は筑後川や耳納連山など豊かな自然に囲まれ、季節のフルーツや野菜が豊富に収穫されることで知られる。また、棚田百選に選ばれた「つづら棚田」や、重要伝統的建造物群に選定された白壁の街並みがある筑後吉井地区、温泉地など豊富な観光資源に恵まれている。そのため、「道の駅うきは」は九州屈指の人気を誇る。
セレモニーで、ホテルを運営するマリオット・インターナショナルのカール・ハドソン日本&グアム担当エリアヴァイスプレジデントは、「この地はフルーツをはじめとする観光資源に恵まれ、フェアフィールドの立地として最適。全世界に1億 8,200万人超いる会員が、福岡うきはに宿泊することを心待ちにしている」と話していた。
プロジェクト全体を企画・統括している積水ハウスの仲井嘉浩社長は、「福岡県やうきは市の魅力を地域の人々と共に高め、またパートナー企業とも連携することで観光誘致に尽力したい」と述べた。
服部県知事は、「マリオットの力でうきは市に多くのインバウンド客を呼び込んでいただけると期待している」と挨拶。地元の髙木市長は「今日の開業で市長としての長年の悲願が実現した。ホテルとの連携を深め、しっかりと支援していきたい」と語っていた。
なお、道の駅プロジェクトは現在、26道府県の自治体、53のパートナー企業などと事業を推進しており、25年までに約3000室規模にする計画としている。
【田中 直輝】
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