【現代版平家滅亡物語=安倍家消滅物語(5)】政治家有事、国民有事が国を亡ぼす
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本日ついに東京地検特捜部が安倍派、二階派の事務所に強制捜査に入った。ここまで事態が発展すれば国会議員の逮捕は免れまい。
国が亡びる原因は外圧(侵略)ではなく、国内問題に起因することが多い。清がイギリスを筆頭にした西洋列強の侵略を許したのは、清の国民がアヘンを国内に拡大させ退廃社会を招いていたからある。500年以上続いた朝鮮半島の李王朝では、役人(政治家)らが欲望の赴くままに派閥闘争に走り内ゲバを繰り返していた。その間隙を縫って清とロシア、日本が朝鮮半島争奪戦を展開し、植民地化されたのだ。内紛のために海外勢力に乗じられたのである。
日本も然り。外国から侵略される前に堕落政治家が手引きをして、市民・国民が危機感をもたずに傍観しているから相手につけこまれるのである。まさしく「政治家有事、国民有事」である。一番哀れなのは、政治家も市民・国民も80年間、アメリカの植民地であったことの認識が希薄であることだ。滑稽としか言いようがない。最近では戦争有事の現実味を肌感覚で感じ取ることになったので、勘の鋭い市民たちはアメリカの植民地であるという現実を悟るようになった。
中国も韓国も日本も本質・能力は変わらず
明治維新で日本はアジアで唯一の列強国になり、「優秀な民族」と150年間自慢してきたのだが、ここに至って様々な経済分野で中国・韓国に抜かれてしまった。「ここまでの日本の優位性は、幸運な環境という条件があったため」という冷酷な真理が明瞭化されてきた。
だが、今この3国はライバル同士でありながら共通かつ大きな悩みを抱えている。それは人口減少による国家存亡の危機である。遠い話ではない。10年もすればどの国も若者の数が激減して社会の維持が困難になる事態が待ち構えている。「人口減有事」は国家存続そのものを危うくしている。「子孫を作る」という生物の本能を忘却するようでは、人類繁栄を自ら放棄するようなものである。しかし、感性の鈍い政治家にはまったく危機感がない。
無関心さが自身の生活寿命を縮める
独裁体制よりも民主主義体制が優位と言われてきた。だが、民主主義の現実から将来を展望すると先行きははなはだ不透明だ。民主主義を健全化するには投票権を有効にかつ巧妙に活用すべきである。ところが、「自分の1票では何も変わらない」と投票権を放棄する。そして、投票率40%という体たらくの状況となる。
だからこそ政治家(とくに自民党)は投票民を馬鹿にするようになり、「裏金作りこそが政治屋の妙なり」と開き直るのである。我々市民の無関心さが税金泥棒=政治屋たちの勝手な法改正を許してしまう。そうこうして、国民は充実した生活インフラを自身の責任で壊してしまっているのだ。
国民・市民にとって、関心があるのは私生活のみ。「ありがたい民主主義の権利をいただいた」という歴史の流れには思いが至らない。そんな認識がないから、「政治屋たちの裏金作りは我々が納めた血税を騙し取ったものだ」と怒りも露わにしない。
民主主義を永遠に持続させるために、我々、市民・国民が示威行動に踏み出さないといけない。「裏金作りの代議士達、税金泥棒の政治家達、脱税の国会議員達を絶対に次の選挙で落選させるぞ」と、1人ひとりが該当政治家たちのアドレスにメールを送りつけることから、行動の第一歩を踏み出そう。
大谷翔平選手称賛の裏側で
大谷選手はアメリカ大リーグ6年の成績を背景に、ドジャースと10年総額約1,000億円を手にする契約を結んだ。「大リーグトップの収入の栄冠」を日本人が得たという実績に筆者も鼻高々になる。
ただ、生まれつきの能力と驚異的な体格だけで勝ち取ったものではない。人の10倍、100倍の努力の成果である。中学、高校時代から野球一筋。明確な目標を設定して、毎日練習に明け暮れてきた。高校時代に大リーグに行くことを目標に定め、「二刀流で勝負」も高校時代に決めていたらしい。
野球一筋、筋トレと睡眠を重視する24時間の繰り返し。アルコールの付き合いは一切せずに無駄な時間は使わない。それでも礼儀正しく、周囲の人々には丁寧な挨拶を交わし尊敬の念をもって付き合いをする。母校に遠征用のバスを寄贈するなど社会貢献を行ってきた。「すばらしい人格者」とエンゼルスの同僚たちも大谷を絶賛する。こんなに尊敬されるプロスポーツマンはそういないであろう。筆者も全面的に賛同する。
だが、この大谷選手の賞賛を我が身に置き換えて学び、自らの人生に取り入れることを実践する人がどれほど存在するであろうか。人様の成功を妬まずにその偉業を素直に称えることはすばらしいことである。ただ、もっとも価値があるのは、「自分も大谷氏を見習って人生に取り入れよう」と覚悟をし、実行することだ。
学ぶにしてもかなりの労苦がいる。言いたいことは「我が身に置き換えて自分の現状を打破して向上させるぞ」という人が少ない現実だ。これが日本市民の現状である。
まず「脱税を許すな!」の意志表明から始めよう
シリーズ(2)慢心が栄華を短命なものとした、(3)庶民の生活苦が理解できない自民党議員たちで記述した通り、我々、市民・国民は大変な生活の中で納税をしている(強権的に搾り取られている)。ところが、政治屋には脱税が許される特権がある。政治屋たちは我々の納税で養われているのにもかかわらず。
この現実を直視して脱税政治屋を落選させる活動に関わろう。3カ月以内には解散総選挙が必ずある。この機に彼らを叩き落そう。それを契機にして、政治に関心を持つ市民として成長しよう。
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