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門司税関が24日に発表した九州経済圏(九州、山口、沖縄)の貿易統計(23年、速報値)によると、23年の貿易収支は2年ぶりの黒字となった。輸出は過去最高の11兆6,079億円(前年比9.9%増)、輸入は11兆1,238億円(同7.3%減)で、4,841億円の黒字となった。
輸出を牽引した品目は自動車(同39.2%増)、半導体等電子部品(同17.9%増)。輸入で多かったのは原粗油(同11.5%減)、石炭(同29.9%減)。輸入の増加率では半導体等電子部品が同23.8%増ともっとも高かった。貿易収支では中国、韓国向けは黒字幅が縮小したものの、米国、EU向けが大きく伸びた。
なお、財務省が同日に発表した日本全体の貿易統計によると、23年の輸出は初めて100兆円を突破した(100兆8,866億円)。貿易収支は9兆2,914億円と3年連続の赤字となったが、前年から約半減した(同54.3%減)。
【茅野 雅弘】
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