トランスジェニック、24年3月期業績を最終赤字予想に修正
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(株)トランスジェニック(本社:福岡市中央区、福永健司代表、東証グロース)はこのほど、2024年3月期連結業績の修正を発表した。
それによると、売上高130億円(前回予想125億円)、営業損失5,000万円(同利益3億円)、経常損失7,000万円(同利益2億5,000万円)、当期純損失9,000万円(同1億5,000万円)とした。
主な事業である創薬支援事業において、安評センター(静岡県磐田市)へ事業集約を進める過程で既存研究所の稼働を停止した結果、売上高が大幅に減少。さらに、他の試験サービスにおいて施設の稼働率を維持するため受注活動を推進した結果、短期・小規模試験の割合が増加して施設、人員の稼働に効率性の低下が生じ、売上を押し下げる状況になったことを、業績修正の主な要因として挙げている。
同社の安評センターは、高収益事業体への転換を図るため、TGR 試験に続く中期発がん性試験などの高付加価値・差別化可能な新規サービスの導入や、既存サービスの即戦力となる人員補強、施設の拡充を積極的に進めている。当期は、これらの先行投資に係る費用負担が発生したものの、来期以降の売上・利益へ着実に貢献するとしている。
【寺村 朋輝】
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