2024年11月05日( 火 )

スターフライヤー、24年3月期は増収増益 利用水準はコロナ禍前に戻る

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 30日、(株)スターフライヤー(本社:北九州市小倉南区、町田修代表)は2024年3月期の決算を発表した。それによると、売上高は400億1,900万円(前期比24.0%増)、営業利益は9,000万円(前期は13億1,700万円の赤字)、経常利益は10億6,000万円(前期は7億400万円の赤字)、当期純利益は9億1,200万円(前期比1,149%増)で、増収増益で営業利益から黒字転換となった。

 決算要因について同社は、コロナ禍の影響がほぼ解消し航空旅客需要の回復が確実なものになったとしたうえで、旺盛な航空需要を取り込むため運航便数をコロナ禍以前よりやや上回る水準に戻すとともに、臨時便や国際チャーター便の運航を実施して収益の拡大に努めたことなどを挙げた。また、座席利用率もコロナ禍前の水準までほぼ回復しており、航空需要の増加に対応すべく従業員の新規採用を再開、旧型式のリース機材1機を返還し、より座席数の多い新型機を導入したことなどでさらに収益拡大に向けた取り組みを説明している。

 来期(25年3月期)の業績予想については、売上高は426億9,000万円(前期比6.7%増)、営業利益は12億1,000万円(同1,444%増)、経常利益は17億2,000万円(同62.2%増)、当期純利益は13億7,000万円(同50.1%増)で、さらなる増収増益を予想している。

【寺村朋輝】

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