イムズ跡地の「天神1-7計画」着工、竣工は2026年12月予定
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福岡市の中心部、天神を象徴するランドマークでもあったイムズ跡地で、15日、三菱地所(株)が計画している複合ビル「(仮称)天神1-7計画」が着工した。「モノ」よりも「コト」にこだわった情報・文化の発信拠点として、福岡・九州の人とまちとともに新しい時代を半歩リードする──イムズの「イズム」を継承した新たなランドマーク建設が、ついに本格始動をはたした。
安全祈願祭の様子(提供:三菱地所)
同日、午前中には警固神社で関係者らによる安全祈願祭が行われ、午後からは西鉄グランドホテルでプロジェクト発表会が開催された。開発コンセプトは「福岡文化生態系~福岡のあたらしい文化を共に創造し続ける~」。“共に”という言葉が表す通り、発表会には地域の人たちや行政関係者など、多彩な顔ぶれがそろった。
三菱地所(株)の中島篤社長は「イムズを通じて成長した人材が、三菱地所グループが展開する国内外の各地域におけるプロジェクト、その屋台骨となっています。それは、イムズが目指したコンセプトの1つ、人育て・まち育ての体現であり、天神1-7計画においても、この思想を体現していきたいと考えております。地域の文化、コミュニティに寄り添うエースホテルとタッグを組んだのも、その体現の1つといえます」と話すなど、天神1-7計画が地域に根付き、福岡・九州のさらなる発展に寄与するものになるよう開発を進めていく方針であることがうかがえた。
また、福岡市の高島宗一郎市長は「イムズ跡地の開発ということもあり、市民の皆さんの注目度も非常に高かったと思いますが、エースホテルの進出により、ローカルとグローバルがつながる、イノベーションの拠点となることが期待されます。また、新たなビルは木材の使用に緑が感じられるデザインと、天神の中心にいながら温もりや潤いが感じられ、今から完成が非常に楽しみです」と、天神1-7計画に期待を寄せた。
天神1-7計画は、地下2階から地上2階までが約1,100坪の商業ゾーン(ショップ&レストラン)、地上1階から3階、16階から20階までがホテル(客室数192室)、3階から5階、7階から15階までがオフィス(総面積約8,000坪)となっている。なお、竣工は2026年12月末を予定している。
【代 源太朗】
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