【独自】立憲福岡県連さん、旧統一教会の支援を受けた人が公認候補でよいのですか?
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4月28日の衆議院3補選に続き、今月26日投開票の静岡県知事選において立憲民主党・国民民主党推薦の候補が当選した。来月7日投開票の東京都知事選挙は野党統一候補として、立憲の蓮舫参議院議員が立候補を表明するなど、野党は勢いづいている。
そうしたなか、立憲福岡県連は次期衆院選の福岡7区(八女市や大牟田市など)に元福津市議会議員・森上晋平氏(40)を擁立する方針を固めた。森上氏は現在、野田国義参議院議員の秘書を務めている。近く行われる同党の県連常任幹事会で正式に決定されれば、党本部に公認申請を行うという。
その森上氏だが、福津市議時代、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)のセミナーに参加し、選挙支援も受けていたという証言が地元などから、複数寄せられた。
現在、当該セミナーの記事はホームページから削除されているが、参加者の名前も掲載されていた。
森上氏は2016年の参院選福岡県選挙区に「おおさか維新の会」(現・日本維新の会)公認で立候補し、落選した経歴をもつ。その後、19年の福津市議会議員選挙に立候補し、当選し、1期務めた。
森上氏が市議を務めた福津市の原崎智仁市長は、データ・マックスの取材に対し、「教団の支援を受けていたという話は聞いたことがある」と述べ「組織団体の地盤が弱い人に教団は支援を行うのではないか」と語った。
福岡県内のある被害者は「立憲は、身体検査もまともにやらずに公認するのか。被害者は政治に翻弄されている」と述べた。
森上氏のFacebookのアカウントは23年にいったん削除されていたが、最近になってInstagramなどで発信しているという。しかし、自身と教団の関係については明らかにしていない。
立憲は、安倍晋三元首相の事件後、政治と教団の関係が明らかになったことを受けて、対策本部を設置し、対策本部・国対ヒアリングで、2世など被害当事者や弁護士連絡会などから証言を得て、被害救済に取り組んでいることを党の公式ホームページにも掲載している。
そうした取り組みを行っているにもかかわらず、過去の教団との関係を隠して秘書になった人物を次の衆院選に擁立するのは党の方針とも反するのではないだろうか。来週から連載を行うので、詳細を明らかにしていきたい。
【近藤 将勝】
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