梅の花、2024年4月期決算は大幅増益により全利益面で黒字転換
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14日、(株)梅の花(本社:久留米市、本多裕二代表)は、2024年4月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は298億1,600万円(前期比8.6%増)、営業利益は8億1,900万円(同812.5%増)、経常利益は7億3,900万円(前期は1,400万円の経常黒字)、当期純利益は10億2,000万円(前期は4億4,000万円の最終赤字)で、全利益面での黒字転換となった。
主な決算要因としては、収益面では、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和され、外食需要が回復したことや、インバウンド消費の増加や価格改定の効果も業績に寄与した。また、利益面では、セントラルキッチンの生産管理の改善やDX推進による業務の効率化が進められ、収益力が向上したとしている。
同社は19年4月期以降、5期の最終赤字(22年4月期は最終黒字も営業と経常は赤字)を計上していたが、コロナ禍で管理業務と生産体制の刷新を進めた結果、全面的な黒字転換を実現するかたちとなった。
来期(25年4月期)の業績予想については、売上高は302億5,000万円(前期比1.5%増)、営業利益は9億600万円(同10.6%増)、経常利益は7億2,700万円(同1.6%減)、当期純利益は4億2,000万円(同58.8%減)で、増収も減益を予想している。
【寺村朋輝】
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